無意識に行動を止めさせる「所属欲」の扱い方
これまで人がやっていないことに挑戦するとき、行動を停滞させる原因となりやすいものの一つに「所属欲」があります。
家族、会社、旧友、趣味の仲間など、あなたはいろんなつながりを持っています。
挑戦を始めたばかりのとき、自分に自信がない状態だと、周りでつながっている人の理解が得られないのではないかと大きな不安を抱きます。
そのつながりが強固であればあるほど、自分が行動を通して変化することで、仲間を失うのではないかと怖くなるのです。
結果、無意識にでも行動を停滞させることで所属を離れずに済むようにしてしまうことがあります。
この気持ちは以前に私も経験したことです。
自分がこれからやりたいと思っていることを友人に話したいのに、堂々と言えずにいました。
軽く話してみたときの相手のちょっとした表情や反応をとらまえて、受け入れられないときのイメージが膨らんでしまっていました。
でも、なぜこんなに苦しいんだろう…と自分でも自分の気持ちが分からずに困っていました。
そんな期間をしばらく過ごしていると、ある日私の頭に次々とシンプルな疑問が浮かびました。
「私は何を恐れているのか?…所属から離れること?」
「そこから離れるとどうなるのか?」
「そもそも、離れなければならなくなるというのは本当か?」
言葉にしてみると、何を怖がっているのか、さらにその考えにどれくらい妥当性があるのかを特定することができました。
一度気が付くと、自分が自分らしくいることとその恐れとを天秤にかけることができるようになりました。
それに、私が自分のことを話すことと、所属を離れることにはほとんど関係がないんだということも分かりました。
もともと100%理解してもらえることなんて何もないですし、誰からもまったく理解が得られないなんてこともほとんどないんですよね。
ここでも行動を阻む、「0か100か思考」に陥っていたわけです。
あなたももし所属欲に行動を邪魔されているように感じたら、先ほどの質問を使ってみてくださいね。
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