「何の仕事が向いている?」人に聞くより先に考えておきたい”感情”のこと

2018.02.05 (月)

起業を検討する段階で「今までと違う仕事を始めよう」と思い、改めて「私は何の仕事に向いているか?」と考える方も多いでしょう。この、「向いている」という言葉には大きく二つの意味が含まれていると意識したことはありますか?今回は、「向いている仕事」の意味を考え、見落としがちなポイントを押さえたいと思います。

 

「難なくこなせる」と「喜んでしたいと思う」

 

「あなたはこの仕事に向いている」と言うとき、まずは「得意なことで、難なくこなせること」という意味があると思います。たとえば、論理的で分析的な人はデータを扱う仕事が人よりも得意で、なんなくこなせるかもしれません。もしくは、これまで文章を書く仕事に就いていた人は文章のスキルが高く、そういう仕事なら人よりもなんなくこなせるでしょう。一方で、その人がそれを「喜んでしたいかどうか」は別の話です。ワクワクして、テンションが上がって、好きな仕事。こんな、「喜んでしたいと思う」仕事も、その人に向いている仕事の一つと言えるでしょう。そして概して、人が「私の向いている仕事は何だろう?」と考えるときには、実はこういう「喜んでしたいと思える仕事」を探していることも多いと思います。

 

あなたにしか分からない「普段どんなことで心が動くか?」

 

「難なくこなせる仕事は何か」この問いは、頭で考えることです。その一方で、「自分は何が好きか?何にワクワクするか?」は、感情の問題です。これは、当然ですがあなたにしか分かりません。「普段自分は、どんなことで心が動くか?」とじっくり考えてみると、意識していなかった意外な答えが見つかるかもしれません。「私って何が向いているかな?」と、ついつい人に聞きたくなってしまいますが、まずは普段、自分がどんなときに喜びや、楽しみを感じるのかを出発点にしていくことで、よりフィットする仕事の選択肢が生まれるのではないでしょうか。

 

 

Open Heart Question
あなたがワクワクしたり、テンションが上がったりするのはどんなときですか?

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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