パワフルな行動を阻んでいる自分の考え方や感じ方を知るために使える自問自答テクニック

2016.11.07 (月)

 

前回は、「完璧主義の裏で起こっている心のクセを知って行動できる「実践者」になろう」というテーマでした。

未完成な状態を人に見られたくなくて、いつまでも実行に移せない心のクセを指摘しました。

 

記事の中で、「あなたはかっこ悪いと思われないようにすることと、より早くより高いレベルのものを提供することと、どちらを優先したいですか?」という質問を投げかけました。

すると、読んでくださった方からこんな反応をいただきました。

 

「答えが出せません。なぜなら、両方とも優先したいのですから・・・このような場合はどのように対応するのがいいのでしょうか?」

 

うーん、正直な気持ち!そうですよねえ、そうしたいですよね(^^)

 

ここでちょっとテクニック的なことを解説します。

 

実は、私が投げかけた質問をよく見ると2択ですよね。

オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンという言葉は耳にされたことがあるかと思いますが、こういったYES/NOや選択肢から選んで一言で答えられるような質問は後者です。

 

私がそうした質問を投げかけるときには意図があります。

それは、決意を迫るときです。

 

クライアントさんが、もう心の中で答えは出ているけど決心がつかないとき。

あえて言葉にして決意を固めてもらうためにクローズドクエスチョンを使います。

 

でも、先ほど「答えが出せません」という反応をしてくださった方は、決意をする前に、まだもっと考えを深める段階にあります。

 

もしこの方が私のクライアントさんだったら、

 

「あなたにとって人からかっこ悪いと思われるだろうと感じるのはどんなことですか?」とか

 

「かっこ悪いと思われるとどんな最悪な事態が起こりますか?」とか

 

「仮に、かっこ悪いと思われないようにすることと、より早くより高いレベルのものを提供することを同時に実現しようとするとどんな選択肢がありますか?」とか

聞きたくなります(^^)

 

自分のどんな考え方や感じ方が行動を阻んでいるのか?

まずこれを把握することなしには乗り越えることは難しいでしょう。

考えを深めるためには自分にオープンクエスチョンを使って問いかけてみてくださいね!

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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