「起業のために自己分析したけど、できる自信がない」逆算思考が重要なワケ

起業にチャレンジしてみたい。自己分析して、やることを決めた。でも…
「私なんかが人の役に立つことができるのかな…?」
「自分の実力に自信がないからなかなか踏み出せない…」
「急にブログなどの情報を発信を始めて、人から変に思われるのが怖い」
そんな不安を抱えていませんか?
実力がついたら、周りの理解が完全に得られたらと、条件がそろうのを待っていてはいつまでもその時はやってきません。そこで、この状況を打破するには、逆算の思考が大事になります。
いま自分がどうであるかは関係ない
この思考の大切さを教わったのは、先日参加したライフコーチ小松紗矢香さんのセミナーでした。小松さんは「ミッション起業塾」という、自分に与えられた「ミッション(お役目)」に徹底的にこだわった起業塾を提供されています。セミナーの中で、次のような逆算の思考を教えていただきました。
自分はどんな環境に生まれて、どんな人生を歩んできて、だからこういう性格になり、こういう技術を身につけている。だから私は、○○な人の役に立てる。こうして自己分析から自分の役割を決めていくことは、最初の段階、そして自己肯定にとっては大事。
でもそこから先の行動を起こしていくには、「お役目」から逆算することが必要。つまり、「自分は○○な人の役に立つんだ!」と先に決めてしまう。そして、そのために足りない知識や能力を補うための行動を起こしていく。いま自分がどうであるかは関係がないというのです。
小松さんのたとえで非常に分かりやすかったのは、おぼれた子どもを助けに行く親の気持ち。目の前で子どもがおぼれていたら、助けられるか助けられないかは関係ないでしょ?泳げなくて自分が飛び込まないにしても、泳げる人連れてきて助けようとするでしょ?と。
「人からどう思われるか」<「伝えたい」
実は、人の目を気にしてなかなか踏み出せないときにも、この考え方が非常に機能します。私はブログを書き始める前、自分の考えが読者にどう受け止められるかが気になり、なかなか書き始められずにいました。
そのときは、誰に何を伝えたいという目的がまだまだあやふやでした。しかし、いったん「まさにこうやって前に進めずにいる人のためにやろう」と決めた瞬間、「人からどう思われるか」はどうでもよくなりました。それよりも、「伝えたい」気持ちのほうが大きくなったのです。
いかがでしょうか?いま自分がどうであるかは関係ない。自分は何なのかをまず決める。そこからの逆算思考をぜひ取り入れてみてください。
Open Heart Question
あなたは誰の役に立つ人ですか?
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