人の目を気にするのをやめたくてもやめられない!そんなとき効果的なある質問
本当は人の目を気にしたくないのに、どうしても気にしてしまう。
いくら人から「気にするな!」と言われても、気になるものは気になる。
人の目が気になる”人目気にしいさん”は、それをやめたくてもやめられなくて長年悩まされていることが多いです。
今回は、そんな「やめたくてもやめられない」ことがあるとき、どうすればいいかをお伝えします。
実は私は昔から、面接が大の苦手です。
社交性は高い方ですが、なぜか1対1でいろいろと質問されるような場面で緊張してしまうんです。
まあこれでよくコーチやってるなって感じですが…(自分がコーチ側は全然平気)。
特に、就活のときにはとても悩みました。
人の判断・評価の視線を感じると、普段通りの自然な感じで話せなくなってしまうんです。
以前に比べてかなり良くなりましたが、それでもこれについてはまだ完全に直っていないと感じています。
先日たまたま1対1で質問を受けるような場面があり、久しぶりに緊張してしまいました。
その後、見ていた方に「緊張した」と話すと、意外な言葉が返ってきました。
「そう?全然緊張してるように見えなかったけどね。」
私が、「いや…緊張してるんですよ…」そう言うと、さらにこんなアドバイス。
「まあ、本人がどう感じるかはいろいろあると思うけど、相手から見て緊張してるように見えないんだったらそれでいいんじゃないの」
…ほう、なるほど!そうかも!
「全然緊張してるように見えない」
実はこの言葉、以前からもよく言われていました。
人からそう言われるたびに、「いいえ、緊張してるんです!!!」と言い張ってしまいます。
でも、たとえば面接などで、相手から見て緊張しているように見えないのであれば、たしかに特に大きな問題は無いように思えます。
その一言で、肩の力がふっと抜ける感じがしました。
そして、すぐに次の疑問が浮かびました。
「そもそも私はなんであんなに”緊張している”と人に言い張っていたんだろうか…?」
「緊張しているように見えなかったよ」
そう言ってもらえれば、安心するはず。
「そっか、特に問題なかったんだな」と思えるはず。
なのに、そうは思わず、「いやいや、緊張してるんですよ!」って…一体何なんだ?
この疑問について考えていると、一つの答えに行きつきました。
その答えが、本当に恥ずかしかった(笑)。
「緊張しているから、いつもの力が出せなかった」
私は、こう言いたかったんじゃないだろうか、と。
つまり、「緊張するのをやめたいやめたい」と言いながらも、
一方で「力が出せない言い訳」として、「緊張」は私にとって無くては困る現象だったんです。
もうね、一度気づくと本当に恥ずかしいです(笑)。
でも、気づいたことである気持ちが芽生えました。
「言い訳がましい自分はもうやめたい」。
無意識の間はやめることはできませんが、気づいちゃったからには意識してやめようとすることができます。
実際に緊張するかどうかは別にして、緊張を言い訳に普段通りの力を出し惜しみするのはやめようと思いました。
何かやめたいことがあるけど、なかなかやめられないとき。
やめないことによって何か得ているメリットがあるのでは?と考えるのが、コーチングでよく使う考え方です。
自分と向き合うと、時にこうした”恥ずかしい”発見もありますが(笑)
これがコーチングの良いところなんです。
あなたはどうでしょう?
もし人の目を気にしたくないのに、どうしても気にしてしまうという現象に悩んでいるとしたら。
人の目を気にしていることによってどんなメリットを得ているのか考えてみてください。
◇◆オープンハートクエスチョン◆◇
人の目を気にしていることによって得ているメリットがあるとすればどんなことですか?
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