キャラを演じるのに疲れたら見直したいポイント

2017.04.02 (日)

 

 

 

あなたは、無理して自分と違うキャラを演じて疲れてしまっていませんか?

人にどう思われるかを気にしやすい”人目気にしいさん”は、無理して明るく振る舞ったり、いい人に見られようとしたりしがちです。

でも、そんなことしなくても安心して楽ちんでいることができるというのが今日のお話です。

 

無理してキャラを演じてしまう方のなかで多いのが、「”まじめだね”と言われるのが嫌だ」という方。

「あなたはおもしろくない人間だ」と言われているようで、腹立たしいような悲しいような…。

 

なんとか「まじめじゃないですよ」というのをアピールするために、面白いことを言おうとしたり悪態ついてみたり…。

 

はい。今は認めたくないかもしれませんが、紛れもなくあなたの魅力は「まじめなところ」です。

「まじめだね」と人に一度でも言われた時点で観念してください(笑)。

 

まさに、私もそんな人の一人でした。

でも、私はいつの間にか、自分の「まじめ」という魅力を受け入れるようになっていました。

 

それを実感したのは、先日高校時代のクラスメイトと久々に会ったときのことです。

高校卒業以来、約10年ぶりくらいの再会でした。

「みんなすごい変わってたらどうしよう…?!」とよく分からない期待と不安がありました。

 

実際、みんなそれぞれ結婚していたり、仕事で地方に住んでいたりと、環境は変わっていました。

 

でも、見た目、性格、しぐさ、言葉づかい、持っている雰囲気などはみんな全然変わっていませんでした。

バカな話がほとんどでしたが(笑)、涙が出るほど笑わせられました。

 

(なんでこんな面白いんだこの人たちは…?!)

 

高校のときからこんな感じで、彼女たちは相変わらず突き抜けたユーモアを持っていました。

 

そりゃそうですよね、猫が犬になるわけじゃないし、ルビーがサファイヤになるわけでもない。

人間がそれぞれ持っている魅力というのはそうそう変わるものじゃないんだなと感じました。

 

高校のときの私はというと、そんなみんなと話していて「自分はちっともおもしろいことが言えないな…」とコンプレックスに感じるときがありました。

でも不思議なことに、先日みんなと話したときには、「私も何かおもしろいこと言わなきゃ」とはまったく思いませんでした。

 

ただただ、友人たちのユーモアの才能に尊敬の念!!(笑)

 

無理することなく、自然に居心地よくその時間を楽しむことができました。

 

 

高校時代と今の私、何が変わったか。

それは、キャラを作ろうとしなくなったこと。

 

私は小学校の頃から、いつもクラスの輪の中心にいるような、明るくておもしろくて元気な女子に対するあこがれがありました。

かたや私はイラストや漫画を描くのが好きな、内気でまじめで地味な感じの子どもでした。

そんな自分が受け入れられず、どうにか明るくて面白くて元気な子に見えるよう、無理していたように思います。

 

人から「まじめだね」と言われるのがとても嫌でした。

 

また、担任の先生や上司など、人生のいろんな場面で「鶴澤は不器用なところが長所だよ」と言われていました。

そうした言葉も、心から受け入れられずにいました。

 

でも、まじめで不器用でいつも真剣なところが私の魅力なんだと、だんだん分かるようになりました。

 

 

そもそも、キャラに優劣はないですよね。

漫画の登場人物が全員同じようなキャラクターだったらちっともおもしろくないです。

正義感の強い人、ムードメーカー、ミステリアスな人、のんきな人、いろいろいるけどみんなそれぞれ光っている。

 

それが分かったから、私は高校の友人と会って、おもしろいことなんて言えなくても安心していられたんです。

 

 

無意識のうちに人目気にしいさんは、自分が良いと思い込んでいるキャラを無理して演じている場合があります。

 

でも、そんなことしなくたって、最初から自分に与えられた役があるはずなんです。

 

違う役を演じようとしなくていい。ただ、自分に与えられた役が劇の中で少しでもキラリと光るよう、磨いていけばいいんです。

 

本来の自分の役を受け入れると、見た目、性格、しぐさ、言葉づかい、持っている雰囲気…すべてに調和がとれ、一貫性と自然さが出てきます。

そうすると、人の心にグッと魅力的に刺さるようになります。

 

自分は本来どんな役なのか?

自分で気づくのはなかなか難しいです。

 

魅力はどこなのか、周りの人に聞いていくのが一番。

人に聞くのが気恥ずかしかったり、それでもやっぱり認めたくないなんて思ったりしたときには、「人目気にしいさんのコーチング」をぜひ活用してみてください。

 

 

◇◆オープンハートクエスチョン◆◇

あなたが認めたくないと思っているものも含めて、人から言われる長所は何ですか?

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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