人の経験と自分を比べてヘコむ…そんなときでも足を取られず自分らしい道を進むための重要ポイント
ついつい周りの人と自分の経験の差を比べてしまうことってありませんか?
他にはない自分らしい道を歩きたいときには、自分の経験の価値を認めることと同時に、これから加えるべきエッセンスを人の話の中から聞き取ることが重要です。
先日、古い友人たちと久しぶりに集まる機会がありました。
みんな20代後半ですが、社会人になってすぐのがむしゃらな時期を少し過ぎ、それぞれの道をそれぞれに自信と誇りを持って進み始めているのが分かりました。
研究者、学校の先生、出版業界、コンサル業界…
みんなの話を聞いていると、世の中には本当にいろんな世界があるんだな~と感慨深くなりました。
そのとき、ある一人がつぶやきました。
「私って井の中の蛙なんだなあ…」
なんだかさみしそうな感情がこもっていました。
周りの人が少し慌てた様子で、「みんなそうだよ!」となだめていました(笑)。
彼女の気持ちは、なんとなく分かる気がしました。
隣の芝生は青いと言いますが、自分のしている経験の素晴らしさというのは自分ではなかなか実感できないものです。
自分の知らない世界で、なんだか他の人はたいそうスペシャルな経験をしているように見える…。
でも、実際は自分の経験も他の人から見ればそうなのです。
当然といえば当然ですが、人生は一度しかないので、できる経験というのは必然的に限られます。
あなたの人生は、他の人からすれば決して経験することのできない超レアな一点ものです。
そのレア経験を経たあなたの生み出す思考、言葉、新しい仕事もまた、一つ一つがとんでもない価値を持っています。
だから、比べる必要なんて全然まったく一ミリもないんです。
でももしも、他の人の話を聞いた時に「うらやましいなあ…」という感情が湧いたんだとしたら。
自分にもそれに近い経験ができる可能性を感じているからなんだと思います。
「平凡な人生なんてつまらない!もっと劇的なことが自分にも起こせるはず」
と心の底で予感しているから、劇的に生きている人を見てうらやましいと思うのかもしれません。
それって、こういう経験を加えたらもっと充実感と満足感が得られるよ!という、何を隠そう自分からのメッセージなんですよね。
それを感じ取ったなら、少しずつでも自分の人生にそんなエッセンスを加える実験をしてみてはいかがでしょうか。
最新記事 by 人目気にしいさん専門起業コーチ 鶴澤 翔子 (全て見る)
- 【メディア掲載】政治経済メディアのJBプレスで「聞く技術」について執筆しました。 - 2019-02-06
- 【メディア掲載】政治経済メディアのJB press(日本ビジネスプレス)に執筆した記事が掲載されました。 - 2018-11-26
- チャットモンチー「完結」から考える、変化できる人と現状維持な人の違い - 2018-07-09
関連する投稿
- 下馬評を覆した西野ジャパンの精神が起業家にも必要なワケ
- 「何の仕事が向いている?」人に聞くより先に考えておきたい”感情”のこと
- まだ恥ずかしがってるの?情報発信すると倍速で専門家になれる理由3つ
- 人にもある!「エネルギー自給率」が起業のモチベーション維持に重要な理由とは?
- 「これから何の仕事をするべき?」考え込んでしまうあなたにはある思い込みがあるのかも
現在の記事: 人の経験と自分を比べてヘコむ…そんなときでも足を取られず自分らしい道を進むための重要ポイント