<決意は育てるもの>人に流されやすい方のためのゆるぎない決意の手順
前回は、「決めた時点で物事の7割は終わっている―実行のヒント」というコラムを書きました。
新しいことを始めるとき、エネルギーの大半は最初に集中しています。逆に言うと最初に「やる」ということを決めさえすれば、あとはかなり楽になります。
しかし人目を気にしやすい方は、決めたことについて人からなんやかんや言われて、「やっぱり無理か」「この人の言う通りにするか」などと考えてしまうことがあります。
結果、せっかく決意したことをすぐに取り下げてしまった。そんな経験はありませんか?
こんな事態を回避するために、人目気にしいさんが決意するときにおさえておきたいポイントをお伝えします。
重要なのは、「ゆるがなくなるまでは安全な場所で決意を育てる」ことです。
決意を育てる???
ちょっと耳慣れないかもしれませんが、決意は育っていくものなんです。
初め、「やってみようかな?」くらいだったものが、大事に温めていると時間が経つにつれ、「絶対にやる!」へと変化します。
変化のためにどれくらいの時間を要するかは決意の内容によりますが、とにかくその間、せっかくの決意を折ってしまわないように細心の注意を払います。
具体的には、①自分の中に留めておく②信頼できる人にだけ話すという大きく分けて2つのステージがあります。
【第一ステージ】自分の中に留めておく
「~をやってみようかな?」と思ったら、すぐには人に話さず自分の心の中で、「私は~をやる」と言い切ってみてください。
そして、自分しか目を通さないノートなどに決意を書いてみましょう。ここでも、言い切りの形で書くのがポイントです。文字にすることで、よりはっきりと思うことができます。
【第二ステージ】信頼できる人にだけ話す
友人知人などの顔を一人ひとり思い浮かべてみてください。ノートに書いたあなたの決意を話したとき、否定せずに受け止めてくれそうな人はいますか?
家族は近すぎるのでやめておいたほうがいいです。あなたを思う気持ちのあまり、反対されてしまうかもしれません。
まずは、受け止めてくれると信頼できる人だけを選んで話してみましょう。実際言葉にしてみることで、思いはより強くなります。
人を選んでいるので、うっかり決意を折ってしまうのを避けることができます。
こうやって手順を踏んでいくと、最終的には自分の中で決意がゆるがなくなっていきます。そうしたら、もうあとは誰に宣言しようが(しなくてもいいですし)、どんな方法で達成するかだけに集中すればいいんです。
人に流されてしまいやすいと感じる方は、取り入れてみてくださいね。
Open Heart Question
失敗しても絶対に大丈夫と言われたら、何を決意しますか?
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