人にもある!「エネルギー自給率」が起業のモチベーション維持に重要な理由とは?

2017.12.11 (月)

「ほめられるとうれしい」「非難されると落ち込む」人の評価でモチベーションがアップダウンしやすい人目気にしいさん。起業準備のモチベーションを高く保つには、そのエネルギーがどこから湧いているかが重要です。今回は、やる気のアップダウンに悩んでいる方にぜひ知ってほしい「エネルギー自給率」について解説します。

 

「ほめられてうれしい」が長続きしない理由

 

突然ですが、「エネルギー自給率」という言葉があるのはご存知ですか?石油やガス、石炭、風力、太陽光などの”一次エネルギー”のうち、国内で確保できる比率のことです。この比率が低いと、他の国からエネルギーの輸入が途絶えるなど万一の事態に陥ったときに困ってしまうんですね。

 

なぜこんな話をするかというと、この「エネルギー自給率」の図式が、人の評価によって気分が上下しやすい「人目気にしいさん」の状況と非常に似ているからです。

 

起業に向けてパワフルに準備を続けていくには、高いモチベーションを保つ必要があります。でも、そのモチベーションが長く続くかどうかは、それを湧かせるエネルギーが「他人由来」なのか「自分由来」なのかによります。

 

たとえば、「人からほめられてうれしい」というエネルギー。これは他人由来のエネルギーです。なぜなら、ほめる人がいて初めて成り立つものだからです。そして、他人からの評価は良い場合と悪い場合の両方があり、自分ではコントロールできないもの。エネルギーが他人の評価によっていると、モチベーションもそれに左右されてしまうのです。

 

自分由来のエネルギーは「感謝」と「役に立ちたい」

 

それに対して、たとえば「感謝」と「役に立ちたい」という気持ちは自分由来のエネルギー。人が受け取ってくれるか、返してくれるかということは関係がなく、「~してくれてありがとう」とか、「この人の役に立ちたい」と自分が感じるだけで成り立つからです。

 

人の評価に左右されないので、いつも安定してエネルギーを供給できます。モチベーションの源泉を、この自分由来のエネルギーでどれくらいまかなっているかが人の「エネルギー自給率」です。

 

しかし、「評価されたいと思うのは絶対ダメ」と言いたいわけではありません。石油やガスなどの自給率だって、完全に100%にすることは無理な話です。でも、少しでも自分由来のエネルギーを増やしておけば、いざというときの折れにくさや継続力につながるはずです。

 

いかがでしょうか?「人の目を気にしないようにしよう」と思っても、いきなりでは難しい場合もあります。「やめよう」と思うより、「代わりに自分で満たしてあげよう」と考えれば、少し気が楽になって取り組みやすいという効果もあるのではないでしょうか。

 

 

Open Heart Question

あなたの「エネルギー自給率」はどのくらいですか?

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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