本質的に考えると起業準備が倍速で進む

毎日、けっこうな時間をかけて起業の準備にまい進しているあなた。でも、本当の本当に取り組むべきことに取り組めているでしょうか?同じ労力でも、倍速で進むためのコツは「本質的に考える」ことだな~と最近つくづく感じます。ということで、今日は「本質」というテーマでちょっとエッセイ的につらつらと書いていこうと思います。
周辺のことばかり対応していないか?
本当に今やっていることが優先して取り組むべき課題なのかどうか?本当にこれがお客様にとって価値のあることか?これが大事だと分かっていても、ついつい忘れがちになるポイントでもあります。
人は何か向き合いたくないことがあるとき、周辺のことでお茶を濁すクセがあるのかもしれません。テスト期間中に急に部屋の片付け始めてしまうとか、誰でも一度は経験があると思います。
しかも、無意識にそうしてしまうので困るのです。だから、常に意識的に「周辺のことばかりやっていないか?」と確認することは大事だと思います。
本当にやるべきことはどこまでも追いかけてくる
「本当にこれでいいのかな…?」とか「人から批判を受けそう」などと怖がったり不安に思ったりするときというのは、もしかしたら心のどこかで向き合うべき問題に向き合えていない状況を分かっているときかもしれません。やるべきこと、やってないよね。そんな自分の声が、他人からの視線として心の中で再現されているだけなのです。
また、周辺のことばかりやっているときは、まだ片付いていない本質の問題に常に追われている状況になります。そのため、いつも何か足りないような、焦りや追われている感覚になります。
何かに追われて忙しい忙しい…と思っていたら、実は本当に片付けなければいけない大物問題に取り組み始めた瞬間、焦りが消えるとか。
私たちには時間がない
もう秋、もう年末…。毎年言う言葉かもしれません。時間はみんな同じ速度で、止まることなく流れています。人生として一人ひとりに与えられた時間は大体8~90年くらい。そのうち、もう何十年かは使ってしまっているわけです。
ぼーっとしていてもどうせ時間は過ぎていきます。だったら、本当に使うべき課題に命を使いたいなと私は思います。だから、怖がっている時間はないし、まごついている時間もないし、周辺のことでお茶を濁している場合でもないのです。
直球ボールを投げてくれる相手はいるか?
本質と言えば、本質を突いてもらうというのが成長にはとても重要だと思います。最近コーチングの中で心がけていることは、なるべく直球のボールを投げようということ。
クライアントがあえて現状を見ないようにしているときや、理想に向かうのを無意識のうちに避けているような状況に気が付いたとき。なるべく遠まわしにせず指摘します。
コーチを雇う大きな意味の一つに、「本当のことを言ってくれる」というのがあると考えているからです。ただし、まだ自己基盤(自分と向き合うための土台となる、安定した精神状態)が整っていないクライアントには様子を見ます。そういう直球のフィードバックは受け入れる側の体制が整っている必要があります。
私も先日、先輩のコーチとお話したとき直球のフィードバックをいただきました。「まだまだ”こうあるべき”というのを体にペタペタ貼り付けてるよね」。そんな風に自分のためを思って率直に言ってくれる存在は本当にありがたいことです。
もしあなたの近くに、あなたのためを思って直球のボールを投げてくれる人がいるとしたら、大事にしてください。
Open Heart Question
その悩みの本質はなんですか?
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