フィードバックを素直に受け取る技術

2017.02.07 (火)

人目気にしいさんのコーチ、鶴澤翔子です。

 

 

「人の反応が怖い」

「意見をもらっても素直に聞くことができない」

といったことに課題を感じていませんか?

 

今回は、「フィードバックを受け取る技術」の話です。

 

フィードバックを受け取ることは、プロとしてやっていくために避けては通れない部分です。

それは、「現実、私は人の役に立っている」という感覚がフィードバックによって得られるからです。

 

直接的に「こうしたらもっといいサービスになる」というものもあるでしょうし、

お客さんの「楽しかった!」「うれしかった!」「役に立った!」という声や表情もフィードバックの一つです。

そうした反応から、プロとしての自覚や喜び、「自分はこの道でいいんだ」という自信がつくられます。

 

ところで、人にどう思われるかを気にしやすい「人目気にしいさん」はフィードバックを受けるのが苦手なことがあります。

 

私のクライアントさんの中にも、なかなか人の意見を取り入れることができなくて悩んでいる方がいます。

 

「傷つけられたり、言い返されたりするのが嫌」

「言い合いになるのが嫌」

 

フィードバックを受けるその場を恐れ、避けてしまっているようです。

 

なぜ怖いのか?

 

それは、フィードバックされることを「戦争」ととらえているからではないでしょうか。

 

相手の意見は、自分への攻撃だ。

相手の意見を受け入れたら、私は降伏したという意味だ。

 

そんな思い込みが背景にありませんか?

 

実際に、「あなたのため」と言いつつ、相手を負かすことが目的の意見もあるでしょう。

それはフィードバックとは言えないでしょう。

それに、たとえ相手が戦場で話していたとしても、あなたも同じ戦場に立つかどうかとは無関係です。

 

フィードバックとは、あなたと同じ方向を向いて、共有した理想に近づくための道を一緒に探そうとする仲間の意見です。

渡されるそれは爆弾ではなくて、ギフトなんです。

 

また、もう一つ大事なポイントがあります。

それは、「あなたには受け取るフィードバックを選択する権利がある」ということです。

相手が言ったことが全面的に、いつも正しいなんてことはまずないです。

相手がそうであるように、自分が全面的に、いつも正しいなんてこともまずないはずです。

受け取るフィードバックを選択する権利はあなたにあります。

 

いかがでしょうか?

フィードバックを受け取ることは、頭の中の理想を現実とすり合わせていくためのカギとなります。

プロとしての自信を養うのにも不可欠です。ぜひチャレンジしてみてください。

 

 

◇◆オープンハートクエスチョン◆◇

「フィードバックは同じ理想を目指す仲間からのギフトだ」と考えたとき、これまで心をかき乱していた相手の意見はどんな意味を持ちますか?

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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