率直な気持ちを伝えるのが苦手な方のためのトレーニング方法
人の目を気にしやすい方は、自分の気持ちを率直に伝えるのが苦手なことがあります。
人によく見られたいとか、弱いところを見せたくないといった気持ちから、自分の本心を不必要に隠してしまうことがあるのです。
そのクセによって不都合が多々起こってきます。
たとえば、「NOと言えない」。
本当は気が進まないのに、嫌われたくなくて本心を言い出せないと、大きなストレスを抱えることになってしまいます。
何より困るのは、このような対応を続けていると、だんだんと自分の気持ちが分からなくなってしまうことです。
自分の本心は一体どこにあるのか、自分でさえも気づくことができなくなって、気づいたら自分の本意とは違う人生をずっと歩き続けてしまうということにもなりかねません。
さてあなたは、自分の気持ちを率直に言葉にすることができていますか?
もし苦手だと感じている方。
いきなり人との会話の中で率直な自分の気持ちを伝えるのはハードルが高いかと思います。
そんなとき、まずはいったん自分の中だけで良いので、素直な気持ちを等身大の言葉に表す練習をしてみてはいかがでしょうか。
以前、私の主催するセミナーに来る予定だった方から、急なキャンセルの連絡がありました。
私はその方が来て下さるという期待を持っていたので、メッセージを見た瞬間、軽いショックを受けました。
ただお返事するときには、「私は構いませんが」という言い方をしました。
送ってから、「ちょっと待てよ」とふと気づきました。
本当は軽くショックを受けたのに、「私は構いませんが」というのは嘘だなと。
結局、その後追加でメッセージを加えました。
「すみません、”私は構いませんが”というのは嘘でした。本当は少し残念でした。」
自分の気持ちをより正確に伝えられたことで、私は自分をより誇らしく感じましたし、満足感がありました。
また、相手の方も私の気持ちを理解してくださり、なんとか都合をつけてセミナーに駆けつけてくださいました。
このように、必ずしも会話の進行中に気付かなくても、後で訂正してもいいのです。
練習法としては、まずは自分だけが見る前提で、自分の気持ちを紙に書いてみることです。
自分を実際より大きく、もしくは小さく見せようとしていないか?
より正確な言葉で表すことはできないか?
自分で”これは率直な自分の気持ちとぴったりだ”としっくりくるまで表現を探してみてください。
こうした練習を続けていくと、会話でもスッと本心を伝えることができるようになってきます。
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