人の目が気になるのは実は絶好のサイン!

2017.04.01 (土)

 

 

アドラー心理学の『嫌われる勇気』がベストセラーになるなど、

世間では「人の目を気にするな!」という雰囲気が流行ってきている感もあります。

(アドラーの理論が違う解釈で広まっているなどいろんな意見がありますが…。)

 

 

そんな中で、人目気にしいさんはこう思ってしまうのではないでしょうか。

 

 

「やっぱり、私は人にどう思われるかばかり気にしているからダメなんだ…」と。

 

 

たしかに、自分の思うように行動できなくて苦しい原因は、現状そこなのかもしれません。

 

でも、実は人にどう思われるかが気になるときというのは、絶好のサインでもあるんです!

 

 

なぜか?それは、あなたが変わろうとしている証拠だからです。

 

今までの延長にある行動であれば、きっと「人にどう思われるか」なんて気にしないのではないでしょうか。

人の目を気にしてしまうとき、あなたは明らかに今までとは違う自分に変わろうとしています。

新しい自分にチャレンジしようとしているんです。

 

さらに、「~したい」と思うその行動。

人にやんや言われる可能性があるのに、それでもわざわざやりたいと思うほどのことなんですよね。

そうであれば、それこそまさにあなたが本当にやりたいことである可能性大です。

 

だから、人の目が気になるときというのは、あなたが本当はどうありたいのか?

あなた自身が気づき始めたことの証拠なんです。

 

昔こんなことがありました。

 

私は高校まで数学が大大大の苦手でした。

センター試験で100点中20点くらいしかとれないような状態でした。

 

私は文系でしたが国立大に行きたかったので、数学ができないとどうしようもない状況でした。

高3当時、センター試験が終わった時点で私はどの国立大にも受からないのが明らかでした。

案の定、私は浪人することになりました。

 

浪人するにあたって、予備校から志望校を改めてどこにするのか聞かれました。

私は、心の中では「一橋大の社会学部に行きたい!」と思っていました。

でも、日本の大学の中で上から数えた方が早いような志望校を口にするのは、顔から火が出るほど恥ずかしかったです。

 

「こんな数学の点数で?」「バカじゃないの?」「ずうずうしい」

 

そんな風に思われるだろうと、当時なかば確信のようなものがあったからです。

 

でも、本当に行きたかったので、「一橋の社会学部です…」と声を振り絞るように言いました。

 

予備校の先生がどう思ったかは分かりません。

(おそらく当時の私が思っているほどネガティブにとらえなかったでしょう)

 

でも、一度口にすると、「あ、私、行きたいんだ…」と自分でも改めて驚きました。

そして、勢い余っておじいちゃんに手紙まで書いて、「3レベルくらい上の大学に受かります!!」と宣言しました(笑)。

 

めげずに取り組み続けた結果、秋くらいから急激に数学の成績が伸びました。

一橋には受かりませんでしたが、納得のいく受験を終えることができました。

 

ここで大事なのは、結果どうだったかということよりも、「人にバカにされるのでは」という気持ちに邪魔されずに全力を出せたということです。

 

なぜ全力を出せたかというと、それが今の自分にとって心から実現したいプランだということが分かったからです。

 

それは、最初の目標が、「口に出すのが恥ずかしいほど壮大なもの」だったからです。

明らかに今までの自分には想像のつかないことに挑戦しようとするから、人にどんな反応をされるかが気になる。

それって、すごいチャレンジじゃないですか。

 

しかも、人からネガティブな反応を受けて傷つくだろうとなかば確信しているにも関わらず、それでもやりたいと思うこと。

それって、心からやりたいと思っている証拠ですよね。

 

 

「~してみたいけど、そんなこと言ったら人はどんな反応をするだろう?」

そのように考え始めたら、人がどんな反応をするか想像する思考をいったん止めましょう。

 

そして、その代わりに、いま自分は何をしたいと思ったのか?をよく見てください。

まさにそれが、今のあなたが心からやりたいと思っていることであるはずです。

 

しかも、これまでの自分の延長上にはない、画期的なアイディアなのではないでしょうか。

 

 

すぐに実行に移そうとしなくても大丈夫です。

まずは、「うわ~!自分ってこんなことやりたいって考えてたんだ!!!」と強烈に味わうことが大切です。

「なんとなく分かっている」のと、「強烈に自覚する」のとではその後の自分の反応が大きく変わってくるからです。

 

 

もしかしたら、もうこれを読みながら自分が本当はどうしたいのか?気づき始めている方がいらっしゃるかもしれませんね。

ぜひ、あなたにしかできないその考えを大切にしてあげてください。

そうすれば、より自分らしく、いきいきとできる方向に近づいていけるはずです。

 

 

◇◆オープンハートクエスチョン◆◇

やりたいけど、人にどう思われるか気にしてやっていないことは何ですか?

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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