自滅はもったいない!起業準備初期のモチベーションを高く保つ秘訣

2017.09.01 (金)

人にどう思われるかを気にしてしまう「人目気にしいさん」は、せっかく起業準備を始めても未熟な点にばかり目が行ってしまうことがあります。そうなると怖くて何もできなくなり、最悪の場合起業自体を断念してしまうことになります。

 

もちろん、実力を知って選択の上でやめるということも必要なことがあります。しかし、まだ何も始めていないうちから断念してしまう場合、たとえ他の道へ進んだとしても同じ結果を繰り返してしまうのではないでしょうか。今回は、人目気にしいさんが起業準備を始めたばかりの時期、最も集中するべきポイントを紹介します。

 

自分に厳しく当たるのはNG

 

人目気にしいさんが起業準備を始めたとき、最も集中するべきは「栄養を与える」ことです。未熟な点にばかり注目して自分に厳しく当たることは、栄養を奪う行為。そうではなく、初めのうちはとにかく自分ができていること、誇れるところ、良いところに目を向け続けることが重要となります。

 

でも自分に厳しくすることも大事では?そんなに甘くしたら成長しないのでは?もしかしたらあなたは、このような疑問を持ったかもしれません。もちろん、ある程度自分に覚悟と自信がついてきた段階ではこうした厳しい視点が役に立ちます。

 

しかし起業準備の初期段階では、あなたのモチベーションは非常にもろい場合が多いのです。その主な理由は次の3点です。

自分でも自分の起業アイディアをはっきりと理解できていない

既存のアイディアにない要素が多いほど、最初から多くの人に理解されるのは難しいと言えます。しかもまだ形になっていないため、考えた自分でさえも「つまりそれはどういうものなのか?」ということをはっきりと理解できていない場合も多いのです。説明するための言葉さえほとんど用意できていないこともあります。

実現できるという根拠が充分に揃っていない

まだ実現していないことを実現すると主張するためにはそれなりの根拠が必要。しかし、実績やデータなどを積み重ねるのにも経験と時間がかかります。最初のうちは、充分な根拠が揃わないことの方が多いのです。さらに、自分自身でもできると完全に思えているわけではないので、自分を疑ってしまいやすいです。

顧客から求められているという実感が持てない

まだ顧客がいない、もしくは多くない状況では、自分のアイディアが本当に人の役に立つものなのか?お金を払ってでも買いたいと思う人がいるのかどうか?ということを深く信じるのは難しいです。顧客の顔が見えないため、独りよがりなのではないかという感覚に陥ることも。

 

ある程度固まるまでは「折れない」ことに細心の注意を払う

 

このような心理は起業準備の初期で大いにあり得ることです。しかし、こうした状況で未熟な点にばかり注目していたらどうなるでしょう。自分をペテン師のように感じたとしても無理がないのではないでしょうか。

 

この時期の最大のリスクは「やめてしまうこと」です。当然ですが、やめてしまえばその後の道が続く可能性はゼロです。たとえ少しずつでも、恐る恐るだとしても、時間をかけて目の前のことを一つ一つ積み上げていくことです。

 

やがて徐々にアイディアが形になっていき、より自分の目にはっきりとその全体像が見えてきます。そうすれば、自然と自分を信じる力が強くなり、厳しい視点も受け入れられるしなやかさが加わってきます。

 

よって、ある程度固まってくるまでは未熟な点に目を向けるのをやめ、自分自身の最大の応援者であるよう、物事の良い面にスポットを当てるべきなのです。

 

Open Heart Question

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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