「やりたいことが分からない」感情にフタをしてしまった人の「好き」の見つけ方

2017.04.06 (木)

 

「自分は何がやりたいか分からない」

そんなことを漠然と考えることはありませんか?

 

人がどう思うかを行動の基準にする”人目気にしいさん”は、自分の感情にフタをしてしまいやすいです。

こうだろうか?ああだろうか?と「頭で考える」傾向が強くなっている状態です。

 

心で感じる「やりたいこと」ではなく、頭で考える「やるべきこと」にばかりフォーカスが当たっています。

そうなると、「何がしたかったのか?」が分からなくなってきます。

 

今回は、何がしたいのかに気付ける、柔軟な心の状態を作るストレッチ法をお伝えします。

大切なのは、「大して何かに役立つわけじゃないけど気になるもの」を拾っていくことです。

 

私は証券営業をやっていたとき、うつになりました。

その中で、感情が失くなった時期というのがありました。

 

うれしいのか、悲しいのか、楽しいのか、つまらないのか、笑いたいのか、泣きたいのか???

 

自分の気持ちを処理できずに、顔から表情が消えていきました。

自分ではとりあえず笑っているつもりでした。

でも先輩から、「最近暗くない?」と心配されていました。

そのとき、自分は何がしたくてここにいるのか分からなくなっていました。

 

やがて、体が思うように動かせなくなり仕事を休むことになりました。

これからどうやって生きていこう?と考えました。

どうにでも生きられる。それは分かっていても、何がしたいのか?それが分かりませんでした。

 

「何がしたいか?」と聞かれても答えられない。

そこには、「何かしなきゃいけない」という「やるべきこと」を探す気持ちもありました。

 

そこで私は、「大して何かに役立つわけじゃないけど気になるもの」を大切にするようにしました。

 

ドラム、ガラスの食器、朝カフェで読書すること…など。

仕事はおろか普段の生活にも無くても困らないようなもので、「でも好き」なことがたくさんあることに気づきました。

 

私は元々読書が好きでしたが、働いていたときは仕事で使う株の知識や仕事術の本ばかり読んでいました。

でも、「読むべき」本ではなく、「読みたい」本を読むようにしました。

 

気付けば、コーチングや心理学や自己啓発の書籍ばかり読んでいました。

そして、いまコーチングの仕事をやっています。

 

感情にフタをするようになってしまったら、何をすればいいでしょう?

感情がさびついている状態を脱するために、まずは「好き」という感情をストレッチしましょう。

普段、頭で考える方ばかり使い慣れている場合。

急に「感情を大事にするぞ」と思っても難しいです。

だから、まずはほぐすつもりで気楽に。

 

すぐできるストレッチ法としては、紙に好きなことを書き出すのが有効です。

真っ白な紙を用意して、ひたすら好きなことを書き出していきましょう。

 

このとき「くだらない」は禁止ワードです。

役に立つかどうか、人に言えるレベルかどうか、ついつい頭で考えてしまうと思います。

誰にも見せないものなので、ぜひささいなことから壮大なことまで、思いつくことを書いてみてください。

書き終わったら全体をながめてみてください。

どんな気持ちになるでしょうか?

 

最初はぎこちないかもしれませんが、何度かやっていくうちに、好きという感情がほぐれてきます。

自分は何がやりたいか?分からなくなっている方は、ぜひ試してみてください。

 

 

◇◆オープンハートクエスチョン◆◇

「大して何かに役立つわけじゃないけど気になるもの」は何ですか?

 

 

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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