人の目が気になっても無駄に疲れないための3大ポイント
前回は、『「人の目が気になる」は直すんじゃなく活かす!』というコラムを書きました。
その中で、
人目を気にしなくなるのを目指すのではなく、そこに無駄なエネルギーを取られないようにすればいい
ということをお伝えしました。
人の目が気になってもいい。
ただ、それが原因で無駄に落ち込んだり、どっと疲れたり、行動を起こすためのパワーがなくなったりすることは防ぐべきです。
それに、これを防ぐのは考え方次第でできることなんです。
では今回は、具体的にどうすれば、人の目が気になっても無駄なエネルギーが取られずに済むか?
3大ポイントとも言える考え方をお伝えします。
1.自分の力ではどうにもできないことを切り離す
相手のネガティブな反応を予想して行動に起こせないとき。
「自分の力でどうにかできることは何か?」
と、
「どうにもできないことは何か?」
を分けて考えましょう。
たとえば、相手に伝えたいことがあるけど、伝えたらその人に嫌われてしまうんじゃないかと心配になってしまったとき。
どのように話したら相手に理解してもらいやすいか?
うまく受け入れてもらえるか?
こうしたことを考え、工夫することは可能です。
でも、たとえどこまで考えたとしても、なお相手がうまく受け取ってくれるかどうかは分かりません。
自分の期待通りの反応でないこともたくさんあります。
そこからはもう相手の問題です。
自分にどうにもできないことは切り離しましょう。
自分にできることはやった。後は相手の問題。
そう割り切れば、行動に移す勇気が出ます。
2.外野から眺める自分を意識する
人と自分を比べて落ち込んでしまいそうになったら。
頭の中でいいので、これを言ってみてください。
「あー、比べてるなー」
このとき、まるで他人事のように言うのがミソです(笑)。
こんな風に、自分を外から見るもう一人の自分を普段から意識することが大事です。
人目気にしいさんの思考は、車輪のように加速しながらマイナスな思考に落ちていきがちです。
そんなとき、その車輪が回っていく様子を外から眺めている自分がいると、途中で止めることができます。
3.自分との付き合い方について伝えておく
あらかじめ、自分をどのように扱ってもらいたいかを周りの人に伝えておくのも大切です。
たとえば、
「新しい人がいる場では緊張して顔がこわばっちゃうんだよね。そういうときも心では楽しいと思っているから気にしないでね」
とか。
私の友人で、人から口が臭いと思われていないかいつも不安に思ってしまう人がいます
(実際には臭くないんですが…)。
その人は、いちいちそれを気にするのが嫌だということで、あらかじめ
「口臭かったら言ってね!黙って臭いと思われてる方が嫌だから」
と周りに言うようにしていました(笑)。
どうしても気にしてしまうようなことは事前に伝えておけると楽になります。
相手も変に推し量らなくていいので楽ですよね。
いかがでしょうか?
たとえ人の目が気になっても、それに引きずられなくて済むような仕組みはいくらでもつくることができます。
ぜひ、自分なりの仕組みを考えてみてくださいね。
◇◆オープンハートクエスチョン◆◇
どうしても人の目が気になってしまうとき、それに引きずられないためにどんな仕組みを持っておくといいですか?
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