ネガティブ思考の連鎖を食い止める訓練法

2017.04.03 (月)

 

 

「人に~と思われたらどうしよう…」→

「気を悪くしないだろうか、変な人だと思われないだろうか」→

「もしかして、それが原因で嫌われるかもしれない、もう付き合ってもらえないかも」

 

こんな風に、まだ何もしていないのに、最悪のストーリーが際限なく広がってしまうことはありませんか?

人の目を気にして思うように振る舞えない”人目気にしいさん”にありがちな思考パターンです。

このパターンにハマってしまうと、恐怖が先に立って行動を起こしにくくなってしまいます。

 

 

今回は、こうしたネガティブ思考の連鎖を止めるにはどうしたらいいかというお話です。

この考え方が身につくと、人の目を気にして余計な心配や不安をせず、軽やかに行動できるようになります。

 

 

そのカギとなるのは、「事実と解釈の切り分け」の感覚をつかむことです。

この感覚をつかむのには、音楽やスポーツなど、その瞬間夢中になれる活動が助けになります。

 

たとえば私の場合、大好きなドラムが「事実と解釈の違い」を教えてくれます。

ドラムは、セッティングが重要です。

セッティングとは、ドラムを演奏する前に、自分の体と叩き方のクセに合わせて、太鼓やシンバルの位置を決めることです。

自分の出したい音が出るように、位置や叩き方を調整します。

このとき、「実際に出た音」という事実があって、それをどうするか考えていくだけです。

 

いったん音楽が始まると、その瞬間に集中します。

演奏中は余計なことは考えずに、その一瞬一瞬、今できる一番良い音を出していくだけです。

 

振り返りは終わった後。

今回の演奏はどこが良くて、どこがまずかったか。

聞いている人はどう感じるか。

これは、自分や他人の解釈の話です。

いずれにしても、出た音は常に一つ。

 

こうした一連の中で学ぶことは、「物事に色をつけない」「あるがままに見る」という感覚です。

最初から何かを解釈しようとするのではなくて、まず何が事実か?そこに何があるのか?を見るクセです。

「事実と解釈の切り分け」です。

 

何か行動を起こそうとして、「~と思われたらどうしよう」が先に立ちそうになったとき。

まずは何が事実かを見てください。

あなたは何を考えたから、その行動を起こそうとしたのか。実際、何なのか。

自分がそれを分かっていれば、その上でやるのか、やらないのか、自分の意思で決めることができます。

 

いかがでしょうか?

事実と解釈を切り分ける感覚をつかむのに、私はドラムだけでなく、水泳も役立てています。

どんな活動で自分は瞬間に集中することができるか、考えてみてください。

ぜひ、1週間に1時間でもいいのでそうした時間を持つことをオススメします。

 

 

◇◆オープンハートクエスチョン◆◇

いま躊躇している考えの中で、事実は何ですか?

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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