向上心で自分を縛りすぎていませんか?のびのびとした発想を保つために心がけたいこと

2017.12.08 (金)

向上心が強くまじめなあなた。「常により良いものを追求しなきゃ」と、周囲に自分の起業内容について積極的に意見を求めるかもしれません。「もちろん!そんなの当たり前でしょ」と思ったあなた。もしかしたらその「当たり前」と思う気持ちが、ときに自分を動けなくするかもしれないって、考えたことありますか?

 

 

何事も、決め込んでしまうことはよくありません。まじめな性格の方は、「こうあるべき」という型に自分をはめこんで身動きが取れなくなってしまうことがあります。

 

なかでも、「社会的に良しとされている価値観」に注意しましょう。「本当にそう?」という疑いを持ちにくい分、気づかないうちにあなたを縛っていることがあるのです。たとえば、先ほど例に挙げた「常により良いものを追求しなきゃ」という考え方。社会的にも、向上心やストイックさというのは良しとされやすい価値観です。

 

また、人間が幸せになる上で重要な要素となりうる側面も大いにあります。しかし、「いつも」や「常に」という言葉をともなったときには、少し様子が変わってきます。

 

ヘコむことは許せない

 

起業準備を始めたばかりのときは、自分のアイデアに絶対の自信を持っているわけではありません。そんな時期にもしあなたが「もっと良いものを提供したい」と考えて、周囲にフィードバックを求めたとき場合、実際には落ち込んでしまうこともあると思います。

 

これ自体いたって自然なことで、何ら問題ではありません。しかし、「常により良いものを追求しなければ」という価値観をあなたが持っている場合、せっかくの成長の機会であるフィードバックを受け入れられない自分、落ち込んでしまう自分が許せなくなるかもしれません。そのように感じる自分のことを「問題」だと捉えてしまうのです。

 

落ち込む自分が存在することも許し、良い点にも目を向けてあげることによってこそ、のびのびとした発想で起業準備に取り組むことができます。

 

「以前よりも良いものを」と思いすぎると動けなくなる


また、「より良い」という言葉には「以前と比べて」という意味が含まれています。しかし、必ずしも毎回以前より良いものを届けることができるとは限りません。

 

「前回は30点、今回は50点、次は70点とらなければ」と考えすぎていると、目指していた結果が出せなかったときに自分を責めてしまいます。もしくは次も思うような結果が出せないことを恐れて、無意識のうちに再チャレンジするのを避けてしまうかもしれません。

 

自分を以前の自分と比べて評価するクセがついていると、いつも自分を見張っている何かに縛られているような感じがして、苦しくなってしまいます。

 

さらに、自分の価値観に照らして、人も同じように以前よりいいものを求めているだろうと想定してしまう場合もあります。そうすると、そうでなかったとき人からどのような評価を受けるかということが怖くなってしまうのです。

 

 

この世の中に、「常に」とか「絶対に」という言葉が通用する場面はほとんどないはずです。ストイックなあなたも素敵だし、そうではなくときにサボったり、バカやったり、失敗したりするあなたも同じくらい素敵です。

 

「こうでなければならない」と決めれば決めるほど苦しくなってしまいますし、それを外せば外すほどのびのびできます。枠にかっちりはまって動けなくなっていると感じる方は、少し動ける隙間=遊びをつくるにはどうしたらいいか?を考えてみてくださいね。

 

 
Open Heart Question

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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