起業準備で漠然とした不安が絶えないあなたが味方につけるべきは数字の力

毎日起業準備にまい進しているけど、「本当にこれでいいのかな…?」といつも悩んでいる。何があるってわけじゃないけどなんとなく不安。そんな思いを抱えていませんか?
それは「エネルギー漏れ」を起こしている状態。考えても仕方のないことに余計な心配のエネルギーがとられて、本来集中すべきことに集中できないでいるのは非常にもったいないことです。今回は、そんな状況を改善する「数字」の話です。
あなたは、「数字」と聞くとどんなイメージを持ちますか?私は、人生の大半を数字アレルギーで過ごしてきたような気がします。古くは(?)中学生のとき、算数が数学になったとたん勉強についていけなくなりました。どうやっても赤点しか取れないような大の数学嫌いでしたが、大学受験で国立志望だったため、仕方なく数学漬けの浪人1年を過ごしました。
なんとか克服したと思ったら、なぜか証券会社に入ってしまいました。毎日株価とにらめっこですし、営業としてノルマの「数字」という言葉にアレルギー反応すらありました(笑)。
こうして私は数字に大変マイナスのイメージを抱くことになってしまうのですが、今個人事業を行うにあたり数字の便利さと重要性を再認識しています。多くの側面があると思いますが、私が注目したいのは主に次の点です。
- 目標達成までの現在位置が分かる
- 改善すべき点が明確になる
- 人に理解してもらえる共通言語
目標達成までの現在位置が分かる
あなたは、自分がいる位置を正確に把握するとき、もしくは人に伝えるときどうしますか?おそらく、「○丁目○番地」と数字を使うのではありませんか?今どきなら、GPSを使えば位置情報をより正確に伝えられますが、これも数字によって表現されます。
最終的に達成したいのは売上、利益でいうといくらなのか、お客様は何人なのか。そのためにどれだけの人にアクセスして、どれくらいの反応があればいいのか。それに対して、現在はどこまで達成されているのか。こうしたことが具体的に数字で分かれば、「本当にこれでいいのかな…?」とモヤモヤする必要はなくなります。
改善すべき点が明確になる
また、細かく数字をみていけば、上手くいっていない部分に気づくことができます。ひとつの作業にどのくらい時間がかかっているのか。何に時間がかかっているのか。そこからどれくらい利益が出ているのか。セミナーの広告はどんな言葉を入れると反応率がいいのか。漠然と上手くいかないのでは…と不安に思うよりも、次にとるべき行動が分かります。
人に理解してもらえる共通言語
「これだけ熱く想いを語っているのに理解してもらえない…」人目気にしいさんは「分かってもらいたい」という気持ちが強いのです。そうであれば、より理解してもらいやすくなる数字をツールとしてもっと活用しましょう。
数字は全世界共通言語です。数字は客観的な事実です。いくら言葉で説明しても、やはり数字以上に説得力のあるものはありませんし、1は1ですから人によって受け取る情報がズレるということもありません。実績や経緯やフローを説明するときにも数字は大変便利です。
いかがでしょうか?起業家にとって想定を飛び越えたビジョンは重要ですが、その実現を支えるのはやはり数字なのです。苦手意識がある方は身の回りの簡単なことを数値化するところから始めて、ぜひ味方につけましょう。
Open Heart Question
なんとなく不安な部分を数字に表してみるとどうなりますか?
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