「嫌われたらどうしよう」を越えて毎日のマンネリを脱出する秘訣
あなたは、何か失敗したとき「失敗した…もうおわりだー((+_+))」などと考えていませんか?
もしくは、「失敗したらどうしよう?」と取り組む前から失敗を恐れすぎていませんか?
人の目が気になる”人目気にしいさん”は、失敗して人をがっかりさせてしまったり、それによって人から嫌われてしまうことを心の底で恐れています。
失敗のネガティブな側面にばかり注目していると、新しいことに手を出せなくなります。
そうすると、だんだんと毎日がマンネリ化していき、人生がつまらないものになってしまいます。
そこで今回は、「失敗して嫌われたらどうしよう」を越えて毎日のマンネリを脱出する秘訣をお伝えします。
ポイントは、道具箱の新しい引き出しをイメージすることです。
パターンをストックする感覚
こんなことがありました。
趣味のドラムで、「アレンジ」を学ぼうとしたときのことです。
アレンジとは文字通り、原曲のリズムを自分流に変えて叩く技術のことです。
本来は自分なりのリズムのアイディアが自然とわき出てこそ成り立つ技術で、ある程度の経験が必要です。
でも、早くその状態になりたい初心者の私(笑)。
アレンジが加えられるようになるためには、まず何から取り掛かればいいのかが知りたくて、ドラムの先生に聞いたんです。
「先生、アレンジってどうやるんですか?」
先生は多少困惑しながらも(笑)、ていねいに解説してくれました。(優しい!)
「まずは、”こんな感じかな?”でいいので、いろんなビートパターンを真似してみてください。そうすると、自分の中にストックができてくるので、必要なときにそれを引き出して使うことができるようになります。」
ほう!
その感覚なら、すぐに理解できました。
コーチングの技術も、質問などのいろんなパターンをストックし、必要なときに引き出して提供するからです。
イメージは、日ごろから道具箱の引き出しを増やしておく感じ。
これは、普段の生活の質を高めるためにも重要な感覚だと思います。
失敗は新しい引き出しのもと
道具箱の引き出しを増やすにはどうしたらいいか?
そのためには、やったことがないこと、体験したことがないことを自分の一部に取り込む必要があります。
そう考えると、失敗や失敗から得られる偶然の産物こそ、まさに宝なんだなあと改めて思いました。
「失敗は成功のもと」とよく言います。
それはもっと言うと、「失敗は新しい引き出しのもと」なんです。
これを踏まえた上で、実際に何か失敗したときにはどう対処するといいのでしょうか。
「失敗してしまった…」と落ち込むのではなく、
「あのとき~していれば…」なんて後悔モードに入るのでもなく。
「今回の失敗をどう扱えば、自分の引き出しの一部にすることができるか?」を考えてみてください。
たとえば、仕事でミスを犯してしまったとき。
そのミスをしない人はどんな考え方で、どんな方法でミスを防いでいるのか?を考えたり、実際に聞いたりします。
そうすると、新しいパターンを自分の引き出しに加えることができます。
もしくは、そもそもやる前から失敗を恐れて踏み出せないときもあります。
「大勢の前での発表者をやるのに興味があるけど、自分には無理だろうとあきらめてしまう」ときなどがそうです。
そんなときは、想定される失敗をあらかじめ考えて事前に準備しておけば、新しい引き出しを増やすことができます。
もしくは、「”自分には無理”と感じてあきらめてしまった」、これ自体が一つの失敗かもしれません。
そんなときは、「次回挑戦するとしたら、何があれば踏み切れるのか?」を考えることで新しい引き出しのヒントが得られます。
そして、人目気にしいさんにとって気になる重要事項、「失敗して人に嫌われないか?」
究極を言えば、たとえ失敗して人にがっかりされても、嫌われてもいいんです。
なぜなら、それ自体が、新たな引き出しのもとなんですから。
要は、失敗はそれ自体が怖がるものではなく、考え方しだいでいくらでも味方につけることができるということです。
◇◆オープンハートクエスチョン◆◇
この失敗をどう扱えば、自分の引き出しの一部に加えることができますか?
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