要注意!プレゼン・セミナーを避けているといつまでも起業できない本当の理由

ひとり起業をするなら、プレゼンやセミナーなど人前で話す機会は避けて通れませんよね。しかし、なかには「私が人に何か伝えるなんて…」と不安に感じ、そうした機会を避けてしまう人もいます。
今ドキッとしたあなたは要注意。まさにあなたがなかなか起業に踏み切れない原因がそこに隠されているかもしれません。
順番が逆!自信が持てないのはアウトプットしないから
起業準備中の方で、私が「試しにセミナーやってみればいいんじゃないですか?」と言うと、「いやあ…まだそのレベルじゃないですよ」と返してくる方がたまにいます。そんなとき、私は「だからやるんじゃないかー!」と思ってしまいます(相手の意見を受け止める余裕のある方には実際に伝えます)。
人はよく「自信がないからやらない」という発想になりがちですが、私から言わせれば順番が逆なんです。あなたに自信がないのは、十分なアウトプットがなされていないからです。
人に話すなどのアウトプットをすると、それまで自分の中だけに存在していたアイデアが現実とつながり始めます。周囲から得られる反応がいいかよくないかは関係がありません。現実世界のフィルターを通ることが重要なのです。
そのたびに、頭の中だけに存在しふわふわしていたアイデアに「現実感」や「納得感」が加わり、自分自身も実現をより信じられるようになっていきます。
「自分に価値はない」その自己否定をやめない限り
「私が人に何か伝えることなんてできるだろか…?」こんな不安を感じてしまう人は、早いうちに意識を変えないと厳しいかもしれません。なぜなら、「自分にはそんな価値はない」と言っているのと同じだからです。
コーチやコンサルタントなど、ひとりで起業する場合には自分自身が商品であることが多いでしょう。自分でも価値がないと思う商品を売るのはやめた方がいいですし、売れないと思います。
問題の本質はプレゼンやセミナーにまごついていることではなく、自分に価値がないと信じこんでいることの方。その自己否定モードを変えるところから始めましょう。
伝えたいことがない起業家なんて
私の知っている起業家の方で、いま講演で全国を飛び回っている売れっ子がいます。その方が事業を始める前に練習として行っていたセミナーに参加させてもらったことがあります。
そのときはまだ人前で話す経験が少なかったらしく、正直運営などでぎこちない部分もありました。しかし、その方をすごいなと思ったのは「伝えたい」という思いの強さです。
自分が事業で扱うテーマのことが好きで好きでたまらなく、話は何度も本筋から逸れるは、休憩時間も話し続けるは、最終的に予定時間を超過するはで止まらなかったのです(笑)。
このように、そもそも何かを変えたい、伝えたいから起業を志すのではないでしょうか。伝えたいことがない起業家なんて本末転倒。人に伝えることを避けたい気持ちになっている方は、そもそもなぜ起業を志したのか?と初心を思い出してみてください。
いかがでしょうか?今回は少し辛口になってしまいましたが(笑)、どうか「じゃあ私にはやっぱり無理だ…」と思わないでください。人には自分の力を信じてやりとげる力があると、私は心の底から信じています。
心にともる火が見えにくくなってしまった方、ぜひ私から見えるあなたの情熱をお伝えさせてください。
Open Heart Question
あなたが事業を通して伝えたいメッセージは何ですか?
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