起業に興味があるけど世間の評価が気になり無難になってしまうときの3大「切り離し思考術」

事業を立ち上げることに興味を持ちながらも、世間体や人の評価を気にして無難に収まってしまいそうになる”人目気にしいさん”。そんなあなたに身につけてほしいのが「切り離し思考術」。今回は、ついつい考えすぎてしまうときにもシンプルな思考に戻してくれるそのワザを3つ紹介します。
「切り離し思考術」とは?
事実と妄想。自分と他人。相関のない二つの事柄。人は、いろんなものをごっちゃにして認識してしまうことがあります。本来はシンプルであるはずの世界を、自分で複雑に、難しくしてしまっているのです。
「人の目が気になる」という現象も、勝手に「人の目」というものを作り出して複雑に考えてしまっている結果です。いっしょくたになってしまっている複数の事柄を切り離して考えることで、本来のシンプルな見方を取り戻すのが「切り離し思考術」。
では、具体的に何と何を切り離せばいいのでしょうか?たくさんありますが、今回は3つだけ紹介します。
1.「評価」VS「価値」
「人にどう思われるか気になる」という気持ちは、人から良くない評価を受けると、その評価を受けた自分が良くない人間になる(思える)と思っているところから起きています。これは、人からの「評価」と自分自身の人間としての「価値」が連動してしまっている状態です。
しかし、実際には人から受ける評価が良いor悪いことによって、自分自身の価値が上がったり下がったりするわけではありません。会社で評価を受けている人が、そうでない人よりも「人間として高い価値がある」わけではないですよね。評価と価値は切り離して考えましょう。
2.「実際に起こったこと」VS「まだ起きていないこと」
「あんなことが起こったらどうしよう…」「こう思われたらどうしよう…」こんな風に不安を感じてしまうことがあると思います。しかし、これらはまだ実際には起きていないことです。あれやこれやと心配しても、実際にそれが起こるかどうかは分かりません。
そうであれば、実際に起こったときに考えればいいことがほとんどではないでしょうか。実際に起こったことと、まだ起きていないことは切り離して考えましょう。
3.「顧客」VS「顧客以外」
これは、人目気にしいさんな起業家がやってしまいがちな考え方です。自分の事業の魅力について、顧客以外の人にも、いや「みんなに」理解してほしいと思ってしまうのです。
でも、あなたの事業の魅力はあなたの顧客になってくれる人にだけ伝われば十分です。理解されない場面があったからといって、毎度毎度悩む必要はないのです。それはあなたの顧客ですか?違いますか?これも切り離して考えましょう。
いかがでしょうか?実際には、これらがごっちゃになっていることに本人は気が付かないことが多いです。でも、これはトレーニングで気づけるようになります。人の目に縛られることなく、より自由に起業を進めたい方はぜひ一度「人目気にしいさん起業」にご相談ください。
Open Heart Question
あなたが気にしている評価は誰の評価ですか?
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