恥と不安とコンプレックスを抱えたあなたのままで人を勇気付けられる理由

初めてセミナーを行う場合など、人前で何かを発表するような場面って、起業をしていく上で避けて通れないですよね。そんなとき、人目気にしいさんは「こんなレベルで人の前で話していいのかな」とか、「私が人に何かを教えることができるんだろうか? 」と不安や緊張を感じることがあります。
しかし無理にそうした感情を隠そうとすると、お客様は不自然さを感じてしまいます。今回は、人目気にしいさんが人前に出て何か話すとき、共感や勇気を与えるあり方についてお伝えします。
初めてのラジオ番組で感じた違和感
私は先日、初めてラジオ番組の収録を行いました。人目気にしいさんの起業を応援し、勇気づけることをテーマに自分の番組をもつことになったのです。より多くの人に届けられる機会を得られることにうれしさを感じつつ、実は初回の収録はとても緊張してしまいました。
コラムやSNSでの書き込みなど文章での発信には慣れていますし、普段のコーチングセッションやセミナーは1人~少人数に対して話すものです。一方、ラジオという不特定多数に向かって話すのは、自分の中で新しいチャレンジでした。
収録の際に起こった”緊張”や”恥ずかしい”という感情について、「あのときなんでそんな風に感じたんだろう?」ということが引っかかっていました。そこで、収録後に振り返って、自分の感情に向き合っていたところ、あることに気付いたんです。
恥ずかしさを受け入れた先にあるもの
恥ずかしさや緊張という感情は、「この自分は人に受け入れられないだろう」とか「自分はダメだ」とか、「失敗が怖い」などという思いに起因しています。では、私はそのときどんな自分のことをダメだと感じ、どうなることを失敗だと捉えていたのでしょうか。
まず、「自分の話にリスナーは興味を持ってくれるだろうか?」といった心配があることに気づきました。そしてすぐに、「人目気にしいさんコーチをやっているのに、リスナーの目を気にしてしまっている自分」に「こんな自分ではダメだ」と感じているのだと分かったのです。
さらに、ここからがもっと恥ずかしいのですが、「そうやって気にしている自分がリスナーにバレてしまう。」そんな不安を持っている自分にまで気付いてしまったのです。あー恥ずかし(笑)。いったん言葉にしてみると、もう顔から火が出るほど恥ずかしくて。しばらくの間、その恥ずかしい感情を味わい、ともにいることにしました。
だんだんとその感情を受け入れてくると、考えは次の問いに発展していきました。「では、そんな人目を気にしちゃってる自分が、人目気にしいさんを勇気づけるラジオ、そしてコーチをやる意味はどんなところにあるんだろう?」
その答えは、「このままの自分で人前に出ることにこそ意味がある」というものでした。こんな自分でも人前でしゃべれる。ラジオ番組だってできる。不安になりながらも、チャレンジしているその姿自体が、聞いている方の勇気になるのではないか。
芸能人とファンの間でもコンプレックスに対する共感がひろがっている
最近、芸能界でも自分のコンプレックスを隠さない方が増えていると感じています。たとえば、「人見知りキャラ」で本も出しているオードリーの若林さん。
それから、先日ドキュメント番組を見ていて乃木坂46の齋藤飛鳥さんに興味を持ちました。周りから「暗い」と言われることや、いわゆるアイドルのように明るく振舞うのが苦手なことを明かしています。それがかえって多くのファンの共感を生んでいるようです。そして、そういう自分を隠さないことで、同じように人見知りだったり暗いと言われたりする人々を勇気づけているのだと思います。
いかがでしょうか?あなたもコンプレックスや不安はあると思いますが、あえて隠さずにいることで、人に感じさせるものがあるという視点もぜひ加えてみてくださいね。
Open Heart Question
あなたがそのままでいることで、人にどんなメッセージが届きますか?
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