運用会社の事例も―ショックな出来事から頭を冷やし引き出しを増やす方法

最近、何かショックなことはありましたか?人間ですから、いつもいつも穏やかでいられるわけではないですよね。実は、感情の起伏はさらに自分のことを理解できるきっかけにもなります。普段と違う側面から発見した自分は、発信のときの新しい引き出しになります。
ぜひ、いつもと違う切り口での情報発信に役立ててみましょう。ショックなことがあったとき、そこからの学び取りのポイントをお伝えします。何かいつもと違う状況にあるのを感じたときには、いったん長期的な視点の中に現在のを置いてみるのがおすすめです。
フィデリティという有名な投資信託の運用会社があります。この会社には、チャートルームという部屋があるそうです。大きな部屋の壁に、株価などの動きを示すチャートが何十年分も貼り出されている。
金融市場で大きな変化や、それに伴うショッキングな出来事が起こった際にも、長期的な視点から現在の状況を見ることができます。そういうときにファンドマネージャーはこの部屋を訪れ、しばし頭を冷やすのだそうです。
人の目を気にするというのは、「いま、誰かに変な人だと思われるのが嫌だ」「いま、ダメな人間だと思われるのが怖い」といった感情です。でも、そんないまの自分は、過去から脈々と流れてきた時間の一地点にいるにすぎません。
たとえば、友人の成功の知らせを耳にして大きな嫉妬を感じたとか。大きな失敗を経験して、立ち直れないと感じたとか。そんなショッキングな出来事に直面したときには、長い歴史の中に自分を置いてみましょう。
長い目で見て、この出来事はこれまでの自分のパターンとどういう関係があるか?長い目で見て、この出来事はこれから自分が進むべき道についてどんなヒントを与えてくれているか?そう考えることで、自分の新しい側面を発見することができます。
Open Heart Question
最近、ショックだったことは?長い目で見たとき、その出来事はあなたに何を知らせていますか?
最新記事 by 人目気にしいさん専門起業コーチ 鶴澤 翔子 (全て見る)
- 【メディア掲載】政治経済メディアのJBプレスで「聞く技術」について執筆しました。 - 2019-02-06
- 【メディア掲載】政治経済メディアのJB press(日本ビジネスプレス)に執筆した記事が掲載されました。 - 2018-11-26
- チャットモンチー「完結」から考える、変化できる人と現状維持な人の違い - 2018-07-09
関連する投稿
- 40代男性がより自分らしく生きるのに必要な3つの勇気
- 誰にとっても他人事でなかった日大アメフト部問題~集団と権力の下で自分を保てるか?
- 問題を自分事にするヒント~東京レインボープライドを機に
- ハリル監督の失敗の本質は嫌われた事ではない
- 弱さを見せるのが苦手な人に見てほしい動画
現在の記事: 運用会社の事例も―ショックな出来事から頭を冷やし引き出しを増やす方法