会話で起こる長い沈黙が気まずい…!沈黙が怖くなくなるキーポイント

会話でおもむろに訪れた沈黙が長くなり、居心地の悪さを感じたことはありませんか。人目気にしいさんは、会話の中の沈黙を苦手に感じている場合があります。沈黙の間、今相手は何を考えているんだろう?と不安になってしまうのです。
しかし、沈黙には重要な役割があります。実はコーチングでも、沈黙の時間をしっかり取ることは重要なスキルの一つ。そこで今回は、沈黙を取ることでコミュニケーション上どんなメリットがあるのか。また、沈黙を怖がらないためのポイントをお伝えします。
沈黙がもたらすメリット
まず、沈黙の時間を持つことでどんなメリットがあるのかを考えてみたいと思います。
余計な言葉を話さなくなる
沈黙を恐れていると、シーンとなったときに「何か話さなきゃ」と思ってしまいます。そんなときに限って、話さなくてもよかった余計な一言を言ってしまう…なんて経験はあるのではないでしょうか。
また、穴を埋めるためだけに発した言葉にはあまり意味がないことが多いため、本当に言いたいことが伝わりにくくなってしまうということもあります。沈黙をしっかり持てることで、会話のこうした失敗がなくなります。
相手が考える時間を与えられる
沈黙が起きている時間、相手の中で何が起きているかというと、考えているのです。あなたからの相談であれば、自分なりの答えをまとめてくれているのかもしれませんし、ミーティングであれば、アイディアを言葉にしている最中かもしれません。
創造的で有意義なものは、話している間ではなく、その後の沈黙で生み出されています。会話の質を高めるためには、沈黙をしっかりと取れた方がよいのです。
これは、営業のテクニックでもよく言われることですね。お客様と契約の話をしているとき、クロージングのときにはしっかりと沈黙をとって、考える時間を確保してあげましょう。
「待つ」のではなく、「ともにいる」
「そうは言っても、沈黙になると気まずいんだもん…」そんな声が聞こえてきそうですね。そんな方に、先日私が先輩のコーチから教わったことをシェアします。
コーチングは、クライアントにじっくりと自分と向き合ってもらうために行われます。よって、考えを深めるために、セッションの中でときには互いにじっと黙っている時間が必要なのです。私も質問を投げかけた後、クライアントから即答がなくてもじっと黙っている時間をとるようにしています。私はそのことを、「クライアントが話すのを待っている」と考えていました。
しかし、その先輩コーチが言うには、「待つのではなく、ともにいること」だと。その空間、その瞬間をともに共有して、クライアントにただ寄り添う。目からウロコが落ちるようでした。
これはコーチでなくても、沈黙を恐れる方にとって大事なポイントだと感じます。「何かしゃべらなきゃ」と焦るのではなく、相手に寄り添うように意識すると、沈黙が「怖いもの」から「温かいもの」に変わって感じられるのではないでしょうか。
Open Heart Question
相手と「ともにいる」のを感じながら会話するとどんな変化を感じますか?
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