人の機嫌や場の空気に敏感だからこそできること―人目気にしいの活かし方
人目気にしいさんは人と人との接着剤
世の人目気にしいさんに告ぐ!
あなたは人と人との接着剤です!!!
はい、急に何かと思われるでしょうが…。
以前、『「人の目が気になる」は直すんじゃなく活かす!』という記事で、「人目気にしいさんは克服するより活かしましょうということを言いました。
場の空気を非常に敏感に察知して、
人の顔色や言葉のニュアンスなども非常に細かく読み取り、
繊細な気配りができる
これは、何を隠そう、人がどう思うかを気にしてしまいやすい「人目気にしいさん」の最大の強みです。
できない人にとっては一生かかっても身に付かない、喉から手が出るほどうらやましい、もはや特殊能力ですよ。
人の表情や場の空気に敏感だからできる役
それをまたあえて言っているのは、最近私もこんなことがあったからです。
私も含めた3人での話し合いをしたときです。
話し合いをしているうち、場の空気が少し重くなってきたことに気がつきました。
私以外の二人が、お互いに相手をけん制し合うような物言いになってきたのです。
なまじコーチングの知識があるため、ボディランゲージなども含めてお互いが心を閉ざしかけているのが分かりました。
いかん!このままでは話し合いというよりケンカになってしまう!!
そう感じました。
そこで、私はさりげなくその場のファシリテーターとなりました。
片方に考えを言葉にするよう振り、意見をまとめる自分の発言を挟んだ後、もう片方にも発言を振る…そんなことを繰り返しました。
最終的には、無事に比較的和やかな雰囲気で話し合いを終えることができました。
このときの私を、自分で物に例えるとしたら。
まさに人と人とをつなぐ接着剤です(笑)。
その役割ができるのは、育ってきた環境のおかげで、私が人一倍、人の機嫌の変化などに敏感になったからです。
これを読んでいる人目気にしいさんも、おそらくこうした特殊能力を身につけているのではないでしょうか。
「自分には接着剤としての才能があるんだ!」
そういう風に、自分の特徴を肯定的に捉えてあげてください。
才能は使いたいときだけ、有効に使えばいい
そして大事なことが一つ。
これは能力だから、使いたいときは使えばいいし、使いたくないときは使わなくていいんですよ。
私は今回、自分もその話し合いの中の一人でしたし、その場の空気を変えたいと本心から思ったので放っておくことはしませんでした。
でも、別に周りの状況に気づいてしまったからって、自分が何かしなきゃいけないってことじゃないです。気乗りしなかったらほっといてもいいんですよ。
人目気にしいさんが疲れてしまうのは、そこで自分では気乗りでないのになんとかその場を解決しなきゃ!と思ってしまうときです。
真面目な方が多いのでそうなりがちです。
でも、歌が上手いからって、カラオケ行ったとき自分が気乗りしないのにわざわざ歌う必要がないのと同じで(笑)。
あなたが使いたいと思うときだけ、有効に使ってあげればいい。
そんな風に、どうか気楽に考えてくださいね。
あなただけの素敵な才能、ぜひ大切に思ってください。
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