なぜ?人の評価を気にするタイプが積極的に笑いを取りにいく理由

2017.05.01 (月)

 

 

私は、人の目を気にしやすい方を”人目気にしいさん”と名付けました。

そんな方が、肩の力を抜いて楽に生きられるようになるコーチングを提供しています。

 

 

ところで、「人の目を気にしやすい人」というと、どんなイメージでしょうか?

一般的に、引っ込み思案で人見知りな人…というイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。

 

もちろん、そういう方もいらっしゃいます。

 

でも最近、意外なことに気づきました。

実は、「積極的に笑いを取りにいく」タイプの人目気にしいさんもけっこういるんですよ。

 

 

 

ウケたかどうかに一喜一憂

 

先日、友人と英会話のグループレッスンを受けました。

みんな初対面なので、最初に自己紹介がありました。

 

私は、たどたどしい英語で普通に自己紹介。

私の友人はどうしたか?

 

あらかじめネタを仕込んできて、「めっちゃ笑い取りにいってんなー」っていう自己紹介をするんです。

 

けっこう笑いが起きて、場が和みました。

 

チャレンジャー!

すごい才能。

私にはそんなことできないので、ホント尊敬します。

 

 

でも、終わった後に自己紹介のことを二人で話していると、その友人からはこんな言葉が。

 

 

「~さんはすごく笑ってくれてたけど、~さんにはあまり響かなかったみたい。」

 

 

誰が自分の笑いを受け入れてくれたのかについて、えんえん気にしてるんですね。

ウケなかった人の顔を思い浮かべては、ちょっとヘコむ…みたいな(笑)。

 

なんじゃそりゃー?

 

なんか…苦しそう。

 

 

だって、

笑ってもらえると安心する。

 

でも、笑ってもらえないとすごく不安になる。

人の評価に振り回される。

 

そんな状態はけっこうつらいと思います。

 

 

 

「必死に笑いを取りにいく」ことと「自己肯定感」の関係

 

「苦しくなるくらいなら、何もそんなに必死に笑いを取りにいかなくても…」と思いました。

 

彼女は根っから楽しい人なので、別に自然にしていてもおもしろいと思うんです。

無理するより、素でいた方がもっとユニークな魅力が際立つのにと感じます。

 

 

たとえば、モデルの滝沢カレンさん。

とてもおもしろくて、バラエティで引っ張りだこです。

でも、彼女って全然人のこと笑わせようとか思ってないですよね(笑)。

 

ただいるだけ、それでおもしろい。

 

もし彼女が、必死に人を笑わせようとしてたらどうでしょう?

 

 

なんか…違う!

 

 

そうなると思います。

 

私の友人も同じように、素でいても笑いをとることができる人だと思いました。

 

 

だから、彼女に言ってみました。

 

「なんでそんなに積極的に笑い取りにいくの?そのままでも十分おもしろいのに。」

 

彼女は、しばらくうーん…と考えて、次のように言いました。

 

 

「もしそのままの私を見て人が笑っていたら、それはウケているってよりは、笑われてるって感じがして嫌だ」

 

 

ほおー!

 

 

実際には好意的に見て笑っている人が大半かもしれないのに、そうは思えない。

”そのまま”の自分は笑われるような自分。

つまり、彼女は前提として「”そのままの私”は揶揄されるようなダメな存在だ」と感じているようです。

 

 

彼女の場合、「積極的に笑いを取りに行く」という行動は自己肯定感(自分を良いと思う気持ち)の低さから来ていたんです!

 

 

この現象は、友人には悪いけれど、「人間プロファイリング変態」な私にとってはとてもおもしろかった(笑)。

 

 

 

「人を笑わせる自分でなければ愛されない」

 

目をらんらんにさせて(笑)さらに話を聞いていくと、その根っこにはある気持ちがあるようでした。

 

 

「人を笑わせる自分でなければ愛されない」

 

 

そんなビリーフ(思い込み、信じていること)です。

 

 

彼女には、障がいを持つ兄弟がいます。

小さいころから親は、その兄弟にかまいっぱなしだったそう。

 

幼い彼女は、親からなんとかかまってほしかった。

注目してもらうための手段として、「人を笑わせる」という手法を取った。

 

 

この経験から、無意識のうちに「人を笑わせる私でなければ愛されない」と思ったようです。

 

 

でも、大丈夫。

人を笑わせる自分じゃなくても。

そのままの自分でも、絶対に大丈夫なんです。

 

 

今回の例のように、何か「苦しい…」と感じる裏にはある気持ちが隠れていることがあります。

「こうでなければならない」「こうあるべきだ」

そんな無意識のビリーフが、自分を苦しめます。

 

 

「人目気にしいさんのコーチング」には、こうした心の「おもり」を外すプロセスも含まれています。

もし、興味を持っていただいたら体験セッション(下記)をぜひ受けてみてください。

 

 

◇◆オープンハートクエスチョン◆◇

「私は~な人間でなければ愛されない」この~に言葉を入れるとしたら何ですか?

 

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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