私なんかが人に教えるなんて恐れ多い!!という不安
自分の好きなことや得意なことを、人に教えることで起業できないかと考えている方は多いと思います。
でも、いざそれをやろうとすると、すぐに人目気にしいさん的な心のハードルがやってきます。
それは、
「私なんかが、人に教えるなんて恐れ多い!」
という気持ち。
だって、そりゃあその辺の人よりは少し詳しいかもしれないけど、もっとすごい人なんて世の中にたくさんいるし…。
そういう、もっと詳しい人たちに、「お前なんかのレベルで先生なんてバカバカしい」と思われたらどうしよう…?
こんな恐れもやってきます。
でも考えてみてください。
そしたら、運動部のコーチはどうなるんでしょう。
町のピアノの先生は?
スポーツジムのインストラクターは?
塾の先生は?
どんな分野でも、トップは一握りです。技術の高さで上を見ればキリがありません。
「自分は人に教えられるようなレベルじゃないから…」
そんな気持ちは、考えるだけ無駄、ただの言い訳でしかありません。
もちろん、生徒のために技術の向上ははかっていくべきです。
だけど、それでもなお始めない理由にはならないのです。
みんながみんな、”超上手い人”に習いたいわけではありません。
ときには、自分よりもちょっと上手いくらいだから質問しやすい、緊張しない、同じ目線に立って教えてもらえる。そんなメリットが生まれる可能性だって十分あります。
先生の良さは技術の高さだけで決まらないのです。
では、何が必要なのか?
きっとあなたも習い事などで、何かひとつくらいは誰かに教えてもらっている機会があると思います。
なぜあなたはその先生から習っているんでしょうか?
もちろん、「上手いから」というのもあるかもしれませんが、他にもたくさん理由があるはずです。
あなたの未来の生徒も、そういうものを求めてあなたの元を訪れるのではありませんか?
技術の高さ以外に、あなたが与えられるものは何でしょう。
それは、普段からあなたが大切にしている心がけかもしれません。
もしくは、あなたのフィルターを通して見える世界かもしれません。
とにかく、あなたらしければらしいものほど、喜ばれるでしょう。
あなたがこれから教えてみたいと思っていることについて、こんな質問を使って深めてみては?
「いつもそれをやる上で大切にしていることは何か?」
「それのどんなところに惹かれて、ここまで続けてきたのか?」
「それをやることでどんな感情を味わってきたか?」
「技術」というたった一つの評価軸で序列をつけて考えていたときには見えてこなかった、あなただからこその価値がそこに浮き彫りになりますよ。
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