気持ちをはっきり伝えるのは自分のためじゃない、相手のためだ!

普段、人とのちょっとしたやりとりで不快な思いをしたり断りたいと思ったりしたとき、どんな風に振る舞っていますか?はっきり言ったら嫌われるかなあと思って言わずに我慢してしまったり、ネガティブな感情が周りにバレないように作り笑いをしたりしてしまうこともあるのではないでしょうか。
そうした対応を続けていると、あとで自己嫌悪になって疲れてしまうこともありますよね。空気を悪くするのを避けたくて。相手を傷つけないために。そんな風に、もしかしたら自分では周囲への思いやりのつもりかもしれません。
でも実は、自分の気持ちを我慢して伝えないことは、周りの人にとっても損なことなのです。その理由をお伝えします。
自分の気持ちを伝えないことで相手が損する理由
嫌がられていることに気付けない
あなたが不快に思うことは、もしかしたら他にもそれを嫌だと思う人が多いのかもしれません。でも、当然ですが言ったほうはそのことに気づいていないのです。
あなたが不快な気持ちをはっきり示さないと、相手は自分の行為や発言が嫌がられていることに気付くことができません。相手の学びの機会を奪ってしまうばかりか、他の人に同じことを言ったりやったりしてしまうかもしれません。
相手のことを思うなら、また、他に自分と同じ思いをする人を増やしたくないなら、はっきり伝える方がいいのです。
扱い方を考えてあげないといけないのでめんどう
自分の気持ちを伝えない人は、周りから見ていて分かりづらくて仕方ありません。何がうれしくて、何が嫌なのか。その人に言っていいことと悪いこと。ポイントが分かりづらいため、周りの人はいちいち、どういう風に接するのがいいのか考えなくてはなりません。そういう煩わしさを減らしてあげるためにも、ちゃんと自分の気持ちを表現することが大事です。
言いにくいことほど小細工なしで
そうは言っても、ネガティブなことはやっぱり伝えづらいものですよね。そんなときには、「言いにくいことほど小細工なしで」を合言葉にしましょう。言いにくいなあと思ったら、いろいろとこねくり回さずにストレートに伝える。これが重要です。
たとえば、知り合いからセミナーへのお誘いがあって、関心がないので断りたいけどなんとなく断りづらいとき。予定があるとか体調がよくないとか、ありもしない理由を作りたくなってしまうところです。
しかしここは、「誘ってくれたのはうれしいけど、あいにくそのテーマに関心がないのでご遠慮します。」これで十分です。「うれしい」とか「関心がない」とか、ポジティブ/ネガティブ含め自分の気持ちベースで伝えるのも非常に重要ですよ。
いかがでしたか?自分の気持ちをしっかりと表現することは、周りの人にとってもいいことです。ぜひ明日から意識して、ストレスフリーな人間関係に役立ててくださいね。
Open Heart Question
今日、あなたがはっきり言えずに我慢したことは何ですか?
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