言いたいことが言えない性格をどうにかしたい!

2017.06.18 (日)

 

 

よく、人の目が気になる”人目気にしいさん”から聞くお悩みがあります。

それは、言いたいことを我慢してしまうということ。

 

ある人目気にしいさんによると…。

「何か言いたいことがあっても、それによって相手が傷つかないか、関係が崩れないかと心配になるんですよね。

言っていいかさんざん迷って、結局言わないことが多いです。後になって、言えばよかったかな~なんて後悔することがよくありますね。」

 

このように、優しい人目気にしいさんは相手の気持ちを慮るばかり、言いたいことを言えずに我慢してストレスをため込んでしまうことが多いです。

 

相手との関係性を崩さずに、言いたいことを言えたらどんなに楽だろうと思いますよね。

 

 

その方法のカギとなるのが、相手へのリスペクトです。

 

 

いま、アートディレクターの佐藤可士和さんの著書である『佐藤可士和のクリエイティブシンキング』(日本経済新聞出版社、2010)を読んでいます。

佐藤さんは、ユニクロや今治タオルなどのブランドディレクション、カップヌードルミュージアムのトータルプロデュースなど、企業の伝えたいものを引き出し、形にする方です。

 

仕事上、その企業の伝えたい「本質」を引き出さなければなりません。

そのときに気を付けていることについて書かれている部分が、印象に残りました。

 

『基本的に僕は、相手へのリスペクトがあれば、何を言っても関係は崩れないと信じています。

ほんのちょっとでも悪意が入ってしまうといけませんが、相手の立場を考慮し、プロジェクトの成功を目指したうえでの発言であれば、きっと分かってもらえると思うからです。

思わぬ問いかけが相手の殻を打ち破る場合もありますから、僕はむしろ狙って大胆な仮説をぶつけるようにしています。』(引用)

 

相手へのリスペクトが大事。

そして、こちらの伝えたいことをきちんと伝えることは、本質を見定めるために重要なことであり、相手のためでもあるんですよね。
たしかに、以前映像で佐藤さんのインタビューを拝見したときにも、他者へのリスペクトをとても大事にされている様子が伝わってきました。

 

いまや横浜の観光名所となっているカップヌードル博物館。

ここにも、日清創業者でカップヌードルの発明者でもある安藤百福のクリエイティビティに対するリスペクトが存分に表現されています。

 

 

私も、コミュニケーションにおいて相手へのリスペクトは最も重要なことの一つだと感じています。

同じことを言われても、相手や言い方によって、受け取りやすかったり受け取りにくかったりしますよね。

それは、相手が自分のことを心から尊敬しているかどうかを、”雰囲気”レベルのことまで繊細に感じ取っている結果なんです。

 

逆もまたしかり。

初めはこちらが一方的に尊敬していたような人と、なぜかよく分からないけど、どんどん仲良くなっていくような現象が起こったことはないでしょうか。

それは、自分がその人に対して心から尊敬の念を持って接していることが相手にも伝わるため、相手もうれしくなって、あなたと一緒にいたいと思うからです。

ちょっとでも、利用しようとか操作しようとかいった見下した気持ちがあると、必ず相手に伝わります。

 

だから、何か言いたいことがあるときにも、相手を尊敬しながら言えばきっと大丈夫です。

 

ただし、いつもいつも相手を尊敬することは、なかなか難しいと思います。

だからこそ、「これ、言いたいけど、言っていいかな…?」と迷ったときには立ち止まって考えてみましょう。

 

それは相手への尊敬を伴った言葉かどうか?

 

イエスであれば、たとえ同じ意見でなくても認め合うことができ、関係も崩れません。

ノーであれば、そのままの状態で伝えると反発を招くかもしれません。

そんなときは、今一度相手の尊敬できるポイントを感じながら、口にするべき言葉を考えてみましょう。

 

自分の中で、「これは相手を思って言うこと」だと整理できていれば、比較的ためらわずに伝えることができるのではないでしょうか。

 

Open Heart Question
何かを伝えたい相手の尊敬するポイントはどこですか?

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オンワードミッション川崎 代表/ライフコーチワールド(R)認定ライフコーチ/人目気にしいさん専門起業コーチ 1989年福岡県生まれ。お茶の水女子大学文教育学部(社会学)卒業後、一部上場の証券会社で営業を経験するも、長時間労働と成績不振で精神的に自分を追いつめ退職。当時の自分を救いたい一心で心理学を勉強するうちにコーチングと出会い、2017年にライフコーチとして起業。現在、スモールビジネス立ち上げ期の自信や覚悟を支えるパーソナルコーチとして活動。半年以上継続したクライアントには、現在全国を回る講演家や経営コンサル等がいる。メディア掲載実績:『PHPスペシャル』2018年4月号・特集「「気にしない」自分になれるヒント」にてインタビュー記事掲載。

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